前回の続きと言えば続き。
太る体を元に(学生の頃)に戻すべく、ランニングをすることに決めたのですが、26歳のときに走ってすぐ挫折した根性なしの自分は考えました。健康目的だけでは続かないだろうと。
そんなとき、本屋で見た(今もだがパソコンやネットとかに疎い、紙媒体に頼る)『ランナーズ』でマラソン大会があることを知り、じゃあ大会を目標にすれば少しは続くだろうということになったわけです。
当時、静岡県に住んでいたので、4月に開催される小笠・掛川マラソン(現、掛川新茶マラソン)に参加することに決めました。
さて、参加する大会も決まったし、次は走る格好だな。でもまた挫折するかもしれないし、初めから色々買い揃えると無駄になる可能性があるから、とりあえず本番用のウエアとランパンを一着、あと運動靴があればヨシという結論に。
『ランナーズ』でランニングシューズなるものがあることは知りましたが、値段を知ってびっくり(今の厚底シューズと思えば安いのですが)。こんな高い物、続くかわからないことに払えないよーとなりました。
近くのゼビオでミズノの紺色のウエアとランパン、靴はカートにどっさり乗っていたセール品の何処のメーカーかもわからない2,980円の運動靴を購入。振り返ると、よくこんな靴で走ろうと思ったなと思いますが、とりあえずっていう軽い気持ちでしたから。
4月の大会に向けて、走り始めたのが2月。もちろん今まで42.195㎞なんて走ったことがないので、始めは漠然と10㎞くらい、1時間くらい走っていたように思います。今みたいにGPSウォッチとかないですし(あったのかな?)、細かく気にしてなかったですね。
(記憶が正しければ)制限時間が5時間30分なので、ゴールするためには、関門も考慮して前半に貯金を作っておこう。そのためには中間点までは走れる体力は必要だろうなと思っていました。なので、徐々に走る時間を伸ばしていき、3月には2時間、20㎞は走れるようになりました。といっても2時間走ったのは本番まで3〜4回くらいですが。
ペースは適当でしたが、1時間くらいのランニングならキロ5分そこそこで走っていたような気がします。
本来の目的である痩せるということに関しては、体重70kgからせいぜい2kg減った程度でしたが、運動不足の頃と比べて体、特に脚が締まってきたのが自分で見ても明らかでした。
体つきが変わったことで練習量は不足しているはずなのに、イケる(余裕で完走)っていう変な自信を持って大会を迎えました。